2025.12.4今日のワイン

ワイン

【感動のストーリー】更生施設が生んだ奇跡の赤ワイン。「サン・パトリニャーノ ’78」レビュー

💡 結論:ハーブ香る、知的な大人の赤ワイン。

「サン・パトリニャーノ」は、薬物依存からの回復を目指すコミュニティが手がけるワイナリー。
その品質は本物で、カベルネ・フラン特有のスパイスやハーブのような清涼感と、滑らかな果実味が調和した、非常に洗練された味わいです。

こんにちは。今回は、味だけでなくその「背景」を知るともっと美味しくなるワイン、「San Patrignano ’78(サン・パトリニャーノ セッタンタオット)」を紹介します。

ラベルに大きく書かれた「’78」は、このコミュニティが設立された1978年を意味しています。彼らの情熱と再生への願いが詰まった一本です。

1. San Patrignano ’78 の基本スペック

通常はブレンドに使われることが多い「カベルネ・フラン」という品種を100%使用しているのが大きな特徴。エミリア・ロマーニャ州のテロワールを表現しています。

ワイン名 San Patrignano ’78 Rubicone Cabernet Franc 2020
生産者 San Patrignano(サン・パトリニャーノ)
産地 イタリア・エミリア・ロマーニャ州
ブドウ品種 カベルネ・フラン 100%
味わい ミディアム〜フルボディ / 赤ワイン
特徴 手摘み収穫、大樽で熟成

2. 実際に飲んでみた感想・レビュー

👃 香り (Aroma)

グラスに鼻を近づけると、カシスやブルーベリーなどの黒系果実の香りに混じって、ミントや杉、あるいは炒めたピーマンのような爽やかな「緑の香り」が感じられます。
これはカベルネ・フラン種特有の個性で、ワイン全体をとても涼しげで上品な印象にしています。

👅 味わい (Palate)

口当たりは非常にソフトでエレガント。
果実の甘みは控えめで、ドライで引き締まった味わいです。タンニン(渋み)はシルクのように滑らかで、喉を通った後にふわっとスパイスの香りが鼻に抜けます。「濃いだけじゃない、センスの良いワイン」という印象です。

3. おすすめのペアリング

ハーブやスパイスのニュアンスを持つワインなので、香草を使った料理や、豚肉料理と相性が抜群です。

  • 豚肉のロースト / グリル(ローズマリー風味)
    ハーブの香りがワインの個性とリンクして最高です。
  • ハーブチキン / 鶏肉の香草焼き
  • チンジャオロース / 野菜炒め
    意外ですが、ピーマンの香りとワインが驚くほど合います。
  • ハード系のチーズ

4. 総合評価

「社会貢献」という枠を超えて、純粋にワインとしての完成度が非常に高いです。カベルネ・フランの魅力を知る入門編としても最適です。

総合評価

★★★★☆ (4.4)

香り高さ :★★★★★
上品さ  :★★★★★
ストーリー:★★★★★

5. まとめ

San Patrignano ’78 は、作り手の想いが伝わってくるような、芯の通った美しい赤ワインでした。

こってりした甘いワインが苦手な方や、食事と一緒にゆっくりワインを楽しみたい方におすすめです。このワインを飲むことが、遠くイタリアの自立支援活動への応援にもつながるなんて、なんだか素敵ですよね。

コメント