【感動のストーリー】更生施設が生んだ奇跡の赤ワイン。「サン・パトリニャーノ ’78」レビュー
「サン・パトリニャーノ」は、薬物依存からの回復を目指すコミュニティが手がけるワイナリー。
その品質は本物で、カベルネ・フラン特有のスパイスやハーブのような清涼感と、滑らかな果実味が調和した、非常に洗練された味わいです。
こんにちは。今回は、味だけでなくその「背景」を知るともっと美味しくなるワイン、「San Patrignano ’78(サン・パトリニャーノ セッタンタオット)」を紹介します。
ラベルに大きく書かれた「’78」は、このコミュニティが設立された1978年を意味しています。彼らの情熱と再生への願いが詰まった一本です。
1. San Patrignano ’78 の基本スペック
通常はブレンドに使われることが多い「カベルネ・フラン」という品種を100%使用しているのが大きな特徴。エミリア・ロマーニャ州のテロワールを表現しています。
| ワイン名 | San Patrignano ’78 Rubicone Cabernet Franc 2020 |
|---|---|
| 生産者 | San Patrignano(サン・パトリニャーノ) |
| 産地 | イタリア・エミリア・ロマーニャ州 |
| ブドウ品種 | カベルネ・フラン 100% |
| 味わい | ミディアム〜フルボディ / 赤ワイン |
| 特徴 | 手摘み収穫、大樽で熟成 |
2. 実際に飲んでみた感想・レビュー
👃 香り (Aroma)
グラスに鼻を近づけると、カシスやブルーベリーなどの黒系果実の香りに混じって、ミントや杉、あるいは炒めたピーマンのような爽やかな「緑の香り」が感じられます。
これはカベルネ・フラン種特有の個性で、ワイン全体をとても涼しげで上品な印象にしています。
👅 味わい (Palate)
口当たりは非常にソフトでエレガント。
果実の甘みは控えめで、ドライで引き締まった味わいです。タンニン(渋み)はシルクのように滑らかで、喉を通った後にふわっとスパイスの香りが鼻に抜けます。「濃いだけじゃない、センスの良いワイン」という印象です。
3. おすすめのペアリング
ハーブやスパイスのニュアンスを持つワインなので、香草を使った料理や、豚肉料理と相性が抜群です。
- 豚肉のロースト / グリル(ローズマリー風味)
ハーブの香りがワインの個性とリンクして最高です。 - ハーブチキン / 鶏肉の香草焼き
- チンジャオロース / 野菜炒め
意外ですが、ピーマンの香りとワインが驚くほど合います。 - ハード系のチーズ
4. 総合評価
「社会貢献」という枠を超えて、純粋にワインとしての完成度が非常に高いです。カベルネ・フランの魅力を知る入門編としても最適です。
総合評価
香り高さ :★★★★★
上品さ :★★★★★
ストーリー:★★★★★
5. まとめ
San Patrignano ’78 は、作り手の想いが伝わってくるような、芯の通った美しい赤ワインでした。
こってりした甘いワインが苦手な方や、食事と一緒にゆっくりワインを楽しみたい方におすすめです。このワインを飲むことが、遠くイタリアの自立支援活動への応援にもつながるなんて、なんだか素敵ですよね。


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