2026.2.28今日のワイン

ワイン

【日本の頂点】匠が育てる上和田シラー!高畠ワイナリー「レ・トロワ・シゾー」レビュー

💡 結論:ジビエ(猪鍋)と合わせるための「和のシラー」。

山形県・高畠ワイナリーが誇る、栽培農家・大浦家の名を冠したハイエンド赤ワイン。
シラー特有の黒胡椒のようなスパイシーさと、ブラックチェリーの濃厚な果実味がありつつ、冷涼な産地ならではの「繊細さ」が光ります。猪肉の強い旨味と脂に、これほど寄り添う日本ワインは他にありません。

こんにちは。今回は、日本ワインの進化を強烈に感じさせる山形の名酒「高畠 レ・トロワ・シゾー・ド・オオウラ・エン 上和田シラー」を紹介します。

「三つのハサミ」という名前の通り、三代にわたって受け継がれてきた職人の魂が込められた、重厚で美しいボトルデザインが目を惹きます。

1. 高畠 レ・トロワ・シゾー・ド・オオウラ・エン 上和田シラー 2019 の基本スペック

上和田地区は標高が高く、昼夜の寒暖差が激しいため、ブドウにしっかりとした酸が残ります。これが「ただ濃いだけ」ではない、エレガントなシラーを生み出します。

ワイン名Les Trois Ciseaux d’Oura en Kamiwada Syrah(レ・トロワ・シゾー・ド・オオウラ・エン・上和田シラー)
生産者高畠ワイナリー(TAKAHATA WINERY)
産地日本・山形県(高畠町上和田地区)
ブドウ品種シラー 100%(大浦農園産)
ヴィンテージ2019年

2. 実際に飲んでみた感想・レビュー

👃 香り (Aroma)

グラスから立ち昇るのは、ブラックチェリーやカシスの完熟した黒系果実の香り。そこにシラーの代名詞である黒胡椒やクローブなどのスパイシーな香りが重なり、さらに樽熟成由来のバニラやカカオのニュアンスが高級感を演出します。

👅 味わい (Palate)

口に含むと、凝縮した果実味が広がりますが、決して重たすぎません。
2019年ヴィンテージの落ち着きもあり、タンニン(渋み)はきめ細かくて滑らか。上和田の冷涼な気候がもたらす「美しい酸味」が、ワイン全体に品格を与え、長い余韻を引きます。

3. 【究極ペアリング】猪の鍋(ぼたん鍋)との相性

🍲 日本ワイン×ジビエの極致

猪の鍋とシラー。ワインの世界において、これ以上の「模範解答」はありません。

  • ① 猪の野性味 × シラーの黒胡椒
    猪肉特有の力強い風味と鉄分を、シラーの持つスパイシーさ(黒胡椒のような香り)が見事に調和させ、臭みを旨味へと昇華させます。
  • ② 猪の脂の甘み × 果実の凝縮感
    煮込むほどにとろける猪の脂の甘みに、ワインの完熟したブラックチェリーの果実味が重なり、口の中で爆発的な旨味を生み出します。
  • ③ 鍋の出汁(味噌・醤油) × 日本のテロワール
    海外の濃厚すぎるシラーだと和の出汁に勝ってしまいますが、日本の気候で育ったこのシラーには「出汁を活かす酸と繊細さ」があるため、鍋のスープと完璧に馴染みます。

判定:冬の夜を彩る、世界に誇れる和のマリアージュ!

4. 総合評価

「日本でここまで本格的なシラーができるのか!」と感動できる一本です。

総合評価

★★★★★ (4.8)

スパイシーさ:★★★★★
猪鍋との相性:★★★★★ (これ以上ないベストマッチ)
日本の底力 :★★★★★

5. まとめ

高畠 レ・トロワ・シゾー・ド・オオウラ・エン 上和田シラー 2019 は、大自然の恵みと職人の技が結晶した、まさに芸術品でした。

グツグツと煮える熱々の猪鍋をハフハフと頬張りながら、この上質なシラーでキュッと流し込む。最高の冬の食卓を、心ゆくまでご堪能ください!

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